残念なことですが

人の死は必ずやってくるものですから、

ご葬儀に参列しなければならないことは度々あると思います。

ご葬儀でもお通夜に参列する場合もあれば、

告別式に参列することもあると思います。

お通夜にも故人にゆかりのある方が多数参列されます。

そのような場でも、

マナーを守って故人や残されたご家族の方に

お悔やみの気持ちを表したいものです。

 

そんな時に失敗しない・恥をかかないための

お通夜での

服装,香典,

受付,お悔み,

焼香の正しい作法を見ていきましょう。

 

 

 

 

お通夜と告別式(お葬式)の違い

 

一口に葬儀といっても、

葬祭場などでは

通夜が行われた翌日に

葬儀・告別式が行われるのが一般的です。

 

 

 

通夜と告別式の違いとは何でしょうか。

通夜とは本来は文字通り、

葬儀の前に

夜通し遺族や近親者だけで

死者とお別れをする一夜を言いましたが

現在では告別式に参列できない人のための

お別れの場のという

意味合いが強くなってきています。

 

一方、告別式(お葬式とほぼ同じ)とは

故人と親交があった人や会葬者が

故人に最後の別れを告げる儀式のことを言います。

 

ですので、

本来は告別式に参列するのが正しのですが、

告別式は日中に行われるため、

仕事などの関係で

告別式に参列できない方のためのもの

という意味合いも持ってきています。

 

 

お通夜の際の正しい服装とは (洋装の場合)

葬儀参列の際は

本来なら故人を偲ぶための正装ということで

略式礼装を着用すべきものです。

 

略式礼装:リャクシキレイソウ

正式の礼装に対して、簡略にした礼装。

モーニングに対する黒の背広、留袖に対する色無地など。

 

 

しかし、

お通夜は訃報を受けたら

すぐに取り急ぎ弔問に伺うというものですから、

必ずしもブラックスーツ・ブラックフォーマルといった

略式礼装(喪服)である必要はありませんが

現在では略式礼装の方が一般的で無難でしょう。

但し、

参列者は

遺族よりも格が上になる服装(例えば正礼装)での

参列は避けるようにしましょう。

 

 

 

 

仕事先・会社などから取り急ぎ駆けつける場合は

◇男性の場合

・濃紺やグレーのダークスーツ(無地か控えめなストライプ)
・ネクタイ・靴・靴下は黒が基本 ネクタイピンは葬祭用のものでそれ以外は避ける
・ワイシャツは白が基本
・ベルトは金色のバックル、爬虫類のものは避ける
・時計はシルバー系のシンプルなもの(金色やカラフルなものやカジュアルなもの、あまりにも高額なものは避けます。
・金のブレスレットなどの装飾品はつけて行かない

 

◇女性の場合

・紺・グレーなどの地味な色のスーツかワンピース
・黒無地のであればブラウス・スカートでも可。
・ストッキングは黒または肌色。
・靴は黒のパンプス(サンダルやミュールは避ける)
・アクセサリーはパールの1連のもの程度(2連は不幸を「重ねる」ということでタブー)
・濃い目のメイクや派手なネイルは避ける
・指輪は結婚指輪だけにする(男性の場合も)
・毛皮は殺生につながるのでタブー
・バッグは金色などの装飾のない黒

 

◇子供の場合

・幼稚園・保育園~小中学生・高校生などで学校の制服がある場合は学校の制服
・制服がない場合は
 男子はブレザーに濃色のスラックス、白のワイシャツ
 女子はブレザーに濃色のスカート、白のブラウス

 

 

お香典の作法

 

・お香典

お香典は葬儀会場によって

受付の後にお渡しする場合

受付の前にお渡しする場合ありますので

注意してください。

 

お香典は

お通夜の時にお渡ししても

葬儀・告別式の時にお渡ししても

どちらでも構いません。

 

お通夜の時に

お香典をお渡しした場合は

葬儀・告別式の時は記帳のみになります。

 

急なことで、

お香典を持参できなかった時は、

葬儀・告別式の時に

お渡しすればよいです。

 

 

香典袋(不祝儀袋)表書きは、

宗教(宗旨宗派)によって異なりますので、

喪家の宗教に合った表書きのものを使用します。

 

蓮(ハス)の絵のついていなもので

『御霊前』と書かれたものであれば、

仏式・神式・キリスト式を問わずに

ほとんどの場合に使用できます。

 

 

表書き・名前などは

必ず薄墨で記入します。

 

お香典は袱紗(フクサ)に包んで

持っていくのがマナーです。

 

袱紗からお香典を取り出したら、

袱紗を手早くたたみ、

自分の方へ一旦向けて袱紗の上に置き、

180度右回転させて『御霊前にお供えください』といって

両手を添えて差出し、受付でお渡しします。

 

お香典袋に入れる

お札は新札を避けるのがマナーです。

 

新札しかない場合は

一旦折り目を付けて

使用するとよいでしょう。

 

 

・受付

受付ではお悔やみの言葉を述べますが、

控えめな声でお悔やみの言葉を簡潔に述べます。

その時は必ず深く頭を下げながら述べ、

相手を悼む気持ちを表わすようにします。

 

この度はご愁傷様(ごしゅうしょうさま)でございます

が一般的です

明るい雰囲気や笑顔はもちろんマナー違反です。

 

 

 

お悔やみ ~ ご焼香

 

お通夜が始まり、

ご焼香(しょうこう)までは会場の進行の方が案内をしてくれます。

焼香の順番は、

喪主やご遺族が終わってから、

一般会葬者の順番にご焼香をしていきますので、

案内に従いご焼香の順番を待ちます。

 

ご焼香の回数や作法は

宗教の宗旨宗派によって異なりますので

故人を偲ぶ気持ちを込めれば

回数に特にこだわる必要は

ありません。

 

仏教の場合、基本的には

1. 遺影に向けて一礼後、合掌します。

2.左手に数珠を掛けて右手の親指・人差し指・中指の3本で抹香(まっこう)をつまみ、

額の高さまで上げおしいただいて、

指をこすりながら1~3回香炉に落とします。

この時数珠は左手に輪を通し、

房を下にして持ちます。

 

3. 再び合掌し、遺影に向けて一礼後、

僧侶とご遺族に一礼して席に戻ります

わからなければ、

前でご焼香をしている方と

同じように行えばよいでしょう。

 

 

ご遺族にお悔やみの言葉を掛ける場合も、

順番にご焼香が進んでいますので、

長い時間立ち止まって

ご遺族の前に立ち止まって

お悔やみの言葉をかけるのは

マナー違反です。

 

お悔やみの言葉をかける場合には

簡潔にし、故人のご家族と特に親しい間柄というのでなければ

黙礼だけでも十分です。

但し、

お悔やみの言葉をかける場合には

使ってはいけない忌み言葉がありますので、

注意が必要です。

 

(忌み言葉の例)=使ってはいけない言葉

・重ね重ね
・たびたび、また
・四(死につながるから)、九(苦につながるから)など

 

 

まとめ

お通夜を含めて葬儀は、

その方の宗教でも異なってきますし、

その地方独特の作法やマナーもあります。

 

それらをすべて身に着けることはできません。

 

まずは基本的なマナー・作法だけでも

身に着けるようにしましょう。

 

インターネット上でも

葬儀についての色々な情報があふれていますが、

いざという時のために

冠婚葬祭のマナー本を1冊常備しておくとよいでしょう。

 

 

社会人であれば、

デスクに葬儀用のネクタイ

1本入れておくのも良いでしょう。

 

 

お通夜の場は

多くの不特定多数の人に

マナーを見られる場でもあります。

その場にふさわしい立居振舞ができるように

日ごろから心がけておくことが

人としての評価にもつながりますので

ぜひ覚えておきたいものです。

 

最後までご覧頂き有難うございました。