「もうすぐ今年も終わりか~」

なんて言っている間に、

今年も“アレ”が

やってきます。

 

そう……『年末調整』です。

 

経理や総務を担当している方、

フリーランス・自営業の方は

年末の時期に向けて気持ちも沈んでいっているの

ではないでしょうか?

 

 

 

特に、まだ年末調整の仕事に慣れていない方

にとっては、それはもう地獄絵図…。

 

そんなあなたのために、少しでも仕事が

ラクになるように、今回は年末調整特集

ということで、役立つ年末調整情報をお届け

したいと思います。

 

 

年末調整はいつ?

 

 

 

まずは、年末調整に関する期限について

解説していきたいと思います。

 

そもそも年末調整というのは、

 

「サラリーマンや公務員などお給料を

もらっている人のその年の源泉徴収を

計算し直して、所得税を確定させるもの

 

です。

 

年末調整の時期になると勤務先で

「扶養控除申告書(ふようこうじょしんこくしょ)」と

「保険料控除申告書(ほけんりょうこうじょしんこくしょ)」

と呼ばれる書類が配布され、書面で申告する

ことで所得税額が精算される仕組みとなって

います。

 

こう言うと、いまいちまだよく分からない…

という方も多いかと思いますので、もう少し

噛み砕いて説明してみましょう!

 

サラリーマンの場合、

私たちに毎月支払われる給料や

ボーナスといったものから

「所得税」というものが差し引かれている

はずです。

 

手元に給与明細がある方はぜひ一度

見てみてください。

 

明細のどこかに「所得税」という名目

金額が差し引かれてはいませんか?

 

毎月毎月いくらかの金額が

引かれているのではないでしょうか??

 

しかし、その額というのは、

あくまでおおよその額であって、

正確な額ではないのです。

 

それを年末の時期になると正確に

計算し直して、本当の金額に調整する…

これが「年末調整」と呼ばれているものの

正体!!

 

ですので、

多めに払っていた場合は、

その分が返ってきますし、

逆に少ない場合は

その分を更にプラスで納めなければ

なりません。

 

そして問題の期限についてですが、

一般的には11月初旬までに年末調整の

書類が配布され、11月下旬が提出期限と

なっている会社が多いようです。

 

法律上の最終期限は、翌年の1月31日と

なってはいますが、還付金が振り込まれる

までに多くの事務手続きをはさむので、

会社から指定された期限は守るのが基本!!

 

決められた期限はきっちり守りましょうね!

 

年末調整の控除って何?

 

 

では、続いて年末調整の控除について

説明していきます。

 

「控除」という言葉自体、普段あまり

日常生活において使う機会が少ないので、

いまいちこの言葉にピンと来ない方も多い

でしょう。

 

そもそも「控除」という言葉は、

ある金額を差し引くことを意味します。

 

今回の税金の例で言うと、

私たちが

納める税金の額を計算する中で、

控除金額分を差し引くこと。

 

つまり、控除されるということは、

私たちが納める税金が直接的に少なくなる

ということです。

 

一見、年末調整というと、

「イマイチよくわからない…」

「なんか難しくてめんどくさいやつ…」

というイメージが根強くありますが、

それによって本来の額より納める税金の額が

少なくなるので、納税者にとっては実は

ありがたい仕組みとなり得るワケですね!

 

 

 

年末調整の計算方法

 

それではここで、年末調整の計算方法

について紹介していきましょう。

 

大まかな計算の流れは以下の形式と

なっています。

 

・(給料1年分の総額-様々な控除)×税率=所得税

所得税-1年間で源泉徴収されてきた所得税の総額=過不足税額

 

お給料にそのまま決められた税率をかけた

ものが所得税だと思っている方もいるかと

思いますが、

実際は、お給料から

「給与所得控除」や

「社会保険料控除」、

「扶養・基礎控除」といった

色々な控除を差し引いて

税率をかけたもの所得税

なるんですね。

 

そして、

人によって

どんな控除を受けられるか

はその変わってきますので、

自分がどんな控除の対象となるのかを

しっかり把握しておくことが大切です。

 

次に、どんな控除があるのか?、具体的に

主な控除について見ていきましょう!

 

年末調整の書き方

 

さて、それでは様々な控除の申告書を元に、

年末調整の書き方について簡単にご紹介して

いきましょう!

 

まず、年末調整関連の書類は

4種類あります。

 

それぞれの書類について解説していきます

ので、順番に見ていきましょう。

 

①「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」

 

まず一つ目が、こちらの

「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」

と呼ばれるものです。

 

対象となるのは、

源泉控除対象配偶者【本人所得900万円

以下(年間1120万円以下)

生計を一にする配偶者の所得が85万円以下

(年収150万円以下)に該当する配偶者】

とされています。

 

書類を書く際は、平成28年より扶養家族の

マイナンバーを記載することになりました

ので、マイナンバーの準備は忘れないように

しましょう。

 

実際の記載要領については、以下に国税庁の

「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」

に関するリンクを貼っておきますので

参考までにご覧ください。

 

「国税庁 給与所得者の扶養控除等の(異動)申告」

 

 

②「給与所得者の配偶者控除等申告書」

 

続いては、

「給与所得者の配偶者控除等申告書」

と呼ばれる申告書です。

 

対象者は、

「民法の規定による配偶者」

「給与所得者と生計を一にする配偶者」

「年間合計所得38万円以下の人

(給与所得のみの場合は、年収103万円

以下の人)」

青色申告者の事業専従者としてその年を

通じて一度も給与の支払いを受けていない

こと」

給与所得者本人の合計所得が1000万円

を超えていないこと」

に該当する方となります。

 

また、配偶者控除の対象にならないケース

でも、特定の要件を満たす場合に

「配偶者特別控除」というものが適用できる

場合があります。

 

詳しい申告書の記載要領や、特定の要件に

関する最新の情報については、以下の国税庁

のHPをご参考ください。

 

「国税庁 給与所得者の配偶者控除等の申告」

 

 

③「給与所得者の保険料控除申告書」

 

続いて三つ目は、

「給与所得者の保険料控除申告書」

と呼ばれるもの。

 

保険にも色々な種類があり、用紙を見てみる

と、

「生命保険料控除」

「地震保険料控除」

「社会保険料控除」

「小規模企業共済等掛金控除」

を申告するパートに分かれています。

 

それぞれの対象者については、保険ごとに

以下の通りとなっています。

 

「生命保険料控除」の対象

…生命保険、個人年金保険、介護医療保険等

に加入して保険料を支払っている人

 

「地震保険料控除」の対象

…地震保険に加入して保険料を支払っている人

 

「社会保険料控除」の対象

…納税者全員

 

「小規模企業共済等掛金控除」

…小規模企業共済・確定拠出年金・

心身障害者扶養共済

 

詳しい記載要領については、以下のリンクを

ご参照下さい。

 

「国税庁 給与所得者の保険料控除の申告」

 

 

④「住宅借入金等特別控除申告書」

 

最後は、

「住宅借入金等特別控除申告書」

と呼ばれる申告書です。

 

住宅ローンを組んでおり、

住宅ローン控除を

利用する人に向けた申告書となります。

 

住宅ローン控除を利用する際は、初年度に

限って確定申告をする必要があります。

 

二年目以降からは、年末調整の

「住宅借入金等特別控除申告書」

を提出することで控除の利用が可能と

なります。

 

まとめ

 

年末調整について少しでもその中身について

お分かり頂けたでしょうか?

 

年末調整は基本的に会社が全部やってくれる

ものだから自分には関係ないと思う方も多い

でしょう。

 

しかし、あなたの税金に関わる話である以上、

あなたの生活とは切っても離せない関係

であることは間違いありません。

 

決して他人事であるとは思わずに、どんな形

で税金が自分の生活に関わってくるのかを

見直すきっかけとして思って頂ければ幸い

です!

 

最後までご覧いただきありがとうございました。