お正月にすることといえば、
みなさん何を思い浮かべますか?
近所の神社へ初詣でに出かけることでしょうか。
あるいは、
お正月でも電車が動いているので、
有名どころの神社へ初詣へ出かけますか?
それとも家でおせちに夢中になるタイプですか。
それとも、
習慣で書き初めをする方も
案外多いのではないでしょうか。
小学生でしたら、
書き初めは
宿題として出されたりしますので、
お正月の書き初めは定番かもしれませんね。
さて、お題が決められている場合は、
心配無用ですが、
自由な書き初めだったら
どのような言葉を選びますか?
書き初めで多いのは
4文字熟語です。
今回は、書き初めにオススメの4文字熟語と
その意味などについてご紹介いたします。
書初めの意味?
書き初めの意味をご存知ですか?
書き初めの意味についてご紹介いたします。
書き初めは日本の年中行事の一つなのです。
新年になって、
初めて毛筆で
字はもちろん、
絵を書くことを
書き初めといいます。
実はその起源は古くは
平安時代の宮中行事(きゅうちゅうぎょうじ)として
始まったという由来もあります。
宮中行事が
どのようにして庶民に広まったのでしょうか?
それは、江戸時代のころから
始まった寺子屋の普及が大きいのです。
そして、
明治時代から始まった
義務教育の中で、
書道教育が始まり、
その中で、書き初めが広く普及されました。
年の初めですから、
冬休みの宿題になるというのもわかりますね。
書き初めでは、
一年の抱負や目標を掲げるひとが多いでしょう。
抱負や目標を掲げることで、
実践への意思表示や行動についての抱負が語られるのです。
記念すべき年中行事ですから、
書き初めの展覧会が合ったりします。
もちろん、全国大会もありますが、
地域の商店や郵便局などに貼り出されることもありますね。
年始には、
あちこちで見られる季節行事でもあります。
全国大会では、年齢制限がありません。
第50回大会にあたる
2014年には幼児から90歳までの応募者がいたそうです。
その中から予選通過者数で
3000人を超したというから、
すごいものですね。
書き初めにオススメな4文字熟語
書き初めには
どのような言葉を書いたら、
お正月らしいでしょうか?
もちろん、お正月にこだわる必要はないのですが、
なにしろ、年の初めに筆を持つということで、
その年の一年の豊富などが盛り込まれることも
多いでしょう。
また、書く人の
座右の銘(ざゆうのめい)になっているような言葉も多いです。
書いたからには、
文字の美しさもありますが、
ことばとしての美しさも
兼ね備えていたら、
書き初めとしての充実感が増すのではないでしょうか。
オススメ4文字熟語と意味をご紹介いたします。
1.初志貫徹(しょしかんてつ):最初に決めた志を、最後まで貫き通すことです。
年の初めに決めたことをやり抜くぞという気持ちがこもって素敵ですね。
2.誠心誠意(せいしんせいい):損得を考えずに人に尽くそうという純粋な気持ちのことです。または、そのような気持ちをもって人に接することを意味します。
これも、新年に今年もこうありたいという気持ちが伝わってきていいですよね。
3.切磋琢磨(せっさたくま):学問や精神などを努力して磨き上げることを意味します。
これなどは、現在途中の自分の能力をさらに磨き上げようという気持ちが伝わってきて、人を感動させますね。
4.天下無双(てんかむそう):天下に(世の中に)並ぶものがないほど優れていることを意味します。
何でも一番を目指す人などが選びそうな言葉ですね。
5.完全無欠(かんぜんむけつ):足りない部分や短所などが全くないことを意味します。こ
れも、先ほどの天下無双と似ていますが、絶対に何かを成し遂げたいと考えているようなタイプの人が選びそうな言葉ですね。
6.色即是空(しきそくぜくう):この世のすべての事柄(事象)や物体で変化しないものはなく、すべてのものの実体は「空」であるという意味です。
これはよく小学生の書き初めで見たりしますが、小学生が意味を理解して書いているかはわかりません。
とりあえず、色々なお題の中で、画数が少なく、書きやすいということもあって、子どもにすれば選び安いのかもしれませんね。
7.明鏡止水(めいきょうしすい):曇りのない鏡と波が立っていない静かな水という意味から、なんのわだかまりもなく澄み切っているという意味です。
前年の嫌な事などを忘れ、いつも澄み切った気持ちでいようという気持ちが伝わってきますね。
8.一念発起(いちねんほっき):これまでの考えや行動を改め、何かを成し遂げようと固く決意するという意味です。
年も新たに、気持ちも新たに何かを成し遂げようという気持ちが伝わってきて、新年にふさわしいですね。
9.不撓不屈(ふとうふくつ):強い意志をもって、どんな困難にも屈しない様子を意味します。
今まで何かを続けてきたことを引き続き成し遂げようとか、さらにこれから予想していなかった困難がやってきても、一生懸命頑張るぞという気持ちが伝わってきて、さわやかな印象を与えますね。
10.一意専心(いちいせんしん):一つのことにひたすら心を注ぐという意味です。
これも、やってきたことを引き続き取り組んでいくというような、新年の決意らしくてわかりやすいですね。
以上、オススメ10個をご紹介いたしました。
もちろん、
他にお気に入りの4文字熟語や座右の銘がありましたら、
それを書き初めしてもよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
あなたも、この機会に
その年の抱負や希望、願望などを書き初めをして、
新たな気持ちで一年を過ごすというのはどうでしょうか。
せっかく書いたものですから、
額縁に入れて、
お部屋に飾っておくのも、
初心忘れずという意味でも良いものです。
普段、毛筆書きをする機会は
少ない人の方が多いでしょう。
しかし、
これを機会にぜひ書き初めに
挑戦してみてはいかがでしょうか。
実際に色々な4文字熟語を書いてみて、
その中から気に入ったものを選んで、
額縁に入れて飾っておくのもよいでしょう。
一度飾っておくと、
毎年の行事として定着したりすることもあります。
この機会に書き初めをしてみませんか。
あなたなら、
どのような4文字熟語を選びますか。
選ぶところから、もう始まっているのです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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